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「体を温めることは健康へ導く。痛みを減らす特効薬」だと、中村司は考えています。
約20年前からそう考えて個人的に実践していたのですが、最近は一般の方にも「温めると健康になる」という認識がとても広がってきました。とても嬉しいことです。
・「体を温める」と病気は必ず治る 石原結實 著
・「体を温める」とすべての痛みが消える 坂井学 著
・体を温め免疫力を高めれば、病気は治る! 安保徹 石原結實 著
・体温を上げると健康になる 齋藤真嗣 著
・からだを温めると増える HSPが病気を必ず治す 伊藤要子 著
Amazonで検索すると、ザッとこれだけの書名があるように、「温めると健康になる、温めれば病気が治っていく」というのは、既に医学的常識になりつつあるのではないでしょうか。
そして、体を温めること、その実践全般を温熱療法といい、病院のリハビリでもその一端が行われていますし、お風呂や使い捨てカイロなど、あなたも知らず知らずのうちにやっていることなのです。
温熱療法は病院でも行われていますし、あなた個人で行なうこともできます。
病院で痛い部位に温かいものを巻いてもらったりしたことがあるかもしれませんが、そんなに劇的に効果があるともいえないでしょう。(苦笑)
むしろ、温泉に入れれば、ホンワカした温かさ、温泉成分、露天での開放感と、気分も最高ですよね!
(鹿などの動物が温泉で傷を治した伝説が各地の温泉に残っています)
個人的には、自然に囲まれた温泉が大好きなのですが、効果が落ちるものの、家庭のお風呂でも良いでしょう。
これら入浴も貴重な「熱エネルギー」を与えてくれます。
ここでポイントとなるのが、『遠赤外線』です。
「中村式温熱」を利用いただくと明白にわかるのですが、ホンワカ、ほっこりする柔らかい熱を感じることができます。それとは逆に、昔使っていた安いコタツのようにガーン!とくるキツく硬い感じの熱があります。(乾燥する感じ)
前者の熱を「遠赤外線が多い」といいますし、後者は近赤外線など他の波長が多いと分類されるようです。
遠赤外線の熱が照射されると、分子の振動を活発にして、非常に効率よく温度上昇を招きます。
さらに血液などが温められることによって、皮膚表面だけでなく、さらに深部まで温かさが運ばれることになります。
遠赤外線以外の波長では、人体との周波数が合わないので、こういった温熱効果が少ないのです。
これがコタツやヒーターなど一般的な暖房器具で病気が治る可能性が極めて低いという理由になります。
温かい同じような熱でも、遠赤外線とそれ以外では、治療効果に大きな違いがあること、理解いただけたでしょうか。
中村が交通事故の後遺症で苦しんだ時期、東洋医学の鍼やカイロプラクティックと併用し、毎日、遠赤外線の温熱療法をしていました。
電源を入れるだけで、横になって利用できるので、動けないフラフラの身にはとてもありがたかったです。
毎日12時間以上使い、薄皮を剥ぐように次第に良くなっていった時、温熱療法の素晴らしさに感動して「この治療法をなんとしても多くの人に伝える!」と決心したものです。
「中村式温熱」にはこんな特徴があります。
・良質の熱が気持ちいい(毎日したくなる)
・遠赤外線が非常に多い
・猫・犬が勝手に乗る(教えないのに勝手に実践)
・ベッドで横になって利用できる(努力いらず)
・からだが楽になる
・痛みがやわらぐ
・リラックスできる
・世界で一番シンプルに(目標は高く!)
・電気による蓄熱式(大きなエネルギー確保のため)
・薄く、軽い(病人は重いのが苦手)
・コンパクトなサイズ
・電気代もあまり高くない
・旅行にも連れていける(旅先でも安心)
・8時間で自動停止の安全設計
・医療機器としてかなり安価(30万円くらいはするスペック)
特に、強調したいのは、
・通院の回数が減らせて経済的
・コンビニのように24時間いつでも使える
・気持ちよすぎてやみつきになる
・一家に一台あれば、家族みんなが健康になる
近所に温泉がある、恵まれた方以外、もともと温熱療法はけっこう面倒なことが多いのです。
大型で高額な医療機器のある施設へ通院する、毎日長時間お風呂に入るなど。
しかし、現代社会ではそのようなことに、なかなか時間とお金をかけられないのが現状だと思います。
そこで、なんとかもっと手軽に効率的に温熱療法を実践できないだろうかと開発されたのが中村式温熱です。
もともと医療用の大型機器だったのを、家庭用に転用し、コンパクトにしました。
さらに薄型化したことにより、旅行にも持っていけるサイズとなり、私も旅行の際は必ず人数分持ってくようにしています。
気持ち良いから何日も使わないなんて耐えられない。
暑い夏でも、疲れをとるため、片方のふくらはぎには必ず当てています。
毎日、全力で生きられるのも温熱療法のおかげ。
何しろ、温熱療法なしに中村は生きていけないのです!
中村式温熱の考え方は、現代医学の盲点をかなり補完しており、世界のトップレベルにある、と自負しています。
しかし、難病のリウマチをふくめ、遠赤外線の温熱療法だけで全ての病気が解決するわけではありません。
(もちろん、痛みをコントロールできることは特筆すべきここと思います。)
長年の経験から得た結論として、こころの態度や栄養問題などの生活習慣の改善は、温熱療法の実践と並行して行なう必要があります。
温熱療法だけで治ったように見える方は、重症度が低かったか、「東洋三理療法」で定義する他の2つ「思考改善」・「栄養療法」をきちんとしていた可能性が高いのです。
特に男性に見受けられがちなのですが、「中村式温熱」だけで治るだろう、という考え方で、この考え方はベストではなく、やはりバランスを欠いているのです。
真の中村式温熱療法は、温熱療法、思考改善、栄養療法の3つのバランス(「東洋三理療法」)を重視すること。
この3分野を同時に並行して実践することで、心身の非常に大きな改善が期待できます。
この話はたいへん長くなってしまうので、詳しい内容は拙著「リウマチ卒業生に学ぶ9レッスン ~ すべての関節痛は『治癒力』を語る ~ をお読みいただければ幸いです。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法