脊柱管狭窄症の痛みを改善する治療方法

自宅で出来る一番手軽な温熱療法、それが中村式温熱療法です。

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脊柱管狭窄症

「脊柱管狭窄症」による痛みや痺れは歩行障害を引き起こす大変つらいものです。

難病と思われがちですが、この痛みが発生するメカニズムは、「腰痛」と共通するもの。

必ずしも手術をしなければ痛みが緩和しないというわけではないことを知って下さい。

 

「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」は、加齢や長期間腰に負担をかける習慣によって脊柱管が狭くなり、その中を通る神経を圧迫するために起こる「痛み」や「痺れ」を伴う病気です。

 

脊柱管とは、私たちの背骨を構成する24個の骨を連ねている、縦に長いトンネルのような管のこと。その中に、馬尾(ばび)という神経の束や、体を動かしたり、感じたりなどの命令を脳と体に行き来させる脊髄が収まっています。そして、背骨を構成する椎骨と椎骨の間から、さらに神経が枝分かれして皮膚や筋肉とつながっていきます。

 

つまり、体の隅々へ行く神経の元の部分に障害が起きるため、痛みやしびれを感じ、体全体の動きにも支障が出るようになってしまうのが、この病気のしくみなのです。

年齢的には50~70代で発症するケースが多いですが、中には30代の比較的若い患者さんもいます。

 

発症の原因をみると、脊柱管狭窄症は大きく2つに分けられます。

 

●生まれつき脊柱管が狭く、脊柱管が正常より狭く成長した「先天性脊柱管狭窄症」

●すべり症、椎間板ヘルニア、手術や外傷が原因の狭窄で起こる「後天性脊柱管狭窄症」

 (加齢による骨密度の低下や骨の変性もこれに含む)

症状としては、腰痛(腰からお尻にかけての痛み)、しびれ、歩行困難などが挙げられます。特に特徴的なのは「間欠跛行(かんけつはこう)」と呼ばれる症状。安静時には症状はあっても軽いのですが、長時間歩き続けると下肢に痛みや痺れが走り、動けなくなることもあります。しばらく休むと症状は改善し、再び歩きだすとまた悪化していまいます。持続して歩ける時間は、1~2分の場合から10分ほどまで、脊柱管狭窄症の程度によって、違ってきます。

 

もう一つ、「前かがみになると痛みが和らぐ」のも脊柱管狭窄症の特徴です。これは、前かがみになると、神経への圧迫がやわらぐため。歩くときに杖や歩行用カートを使用したり、自転車を利用したりするなどすると楽でしょう。

これら2つの特徴をふまえ、「長距離が歩けなくなった」「腰の疲れがとれにくい」ことを年齢のせいにして、症状を放置し、悪化させることのないように十分ご注意下さい。

 

ちなみに、間欠跛行は「閉塞性動脈硬化症」など、他の病気が原因でも起こります。こちらは命にかかわる病気でもありますから、くれぐれも自己判断せず、早めの受診をお勧めします。

 

さて、脊柱管狭窄症でよく心配されるのが「手術しなければ治らないのか?」という点です。結論から言えば、必ずしも手術は必要ではありません。というのも、脊柱管狭窄症の痛みは、圧迫を受けた神経への血流が悪くなり、周辺の酸素や栄養が不足しがちなって、筋肉が硬直して引き起こされるというメカニズムだからです。これは一般の「腰痛」のメカニズムとそう大きく変わりません。

 

検査をすれば、脊柱管に狭窄があっても「痛み」を感じない人もいるというのがこの病異の実態です。つまり、血流障害を改善することで、今ある辛い症状を改善できる可能性があるということです。焦って手術をしたり、薬に頼り過ぎたりせずとも、別の選択肢もあることを知って下さい。

 

脊柱管狭窄症の痛みを引き起こす原因である血流悪化は、体に浸透する熱を与えてあげることで改善できます。「中村式温熱療法」なら、患部を中心として広がっている筋肉の硬直を緩和すると共に、体の修復機能を高めて、病気そのものの改善も期待できるのです。

中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)

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中村 司

(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者

祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、 幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。

治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、 遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した 「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。

中村司の詳しいプロフィール

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