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一般の方たちにとって信じられないかもしれない、少し不思議な話をしたいと思います。
「今ある痛みを減らす。強く感じずに済む」という素晴らしいメリットのある治療方法についてです。
方法はいくつかあるのですが、もっともシンプルに実践できるのは、、
徹底的に温めることです。
首、肩など筋肉をリラックスさせ、背骨を貫いている副交感神経を活発にする、という治療法になります。
なぜなら、単純にいうと、今感じている痛みの大部分は、脳が感じさせている「幻影」だからです。
その幻影を取り除くためにはどうしたらいいかというと、体を温めて、神経や筋肉をリラックスさせ、脳が感じるストレスを減らせばいいのです。
ということで、ポイントとして、温めることから始めるのが良いと考えるのです。
痛いところに対して、ピンポイントで温熱療法を施すことも必要ですが、体や血液を全体的に温めるという視点が重要です。
簡単に広い面積を温められるものが便利なので、ホットパック、ホットパットともいわれますが、幅の広い形をした温熱療法がおすすめです。
ただし、一言でホットパック、ホットパットといっても、実は病院のリハビリで使われているものは、それほど効果があるわけではない、ともいわれます。
というのも、中村司が知る限り、病院で使われている一般的なホットパックは、表面あたりを温める「本格的なリハビリの前段階」との位置づけであって、体内の筋肉や関節にまで、温熱効果を浸透させることまでは、あまり重視していないからでしょう。
つまり、体が温まり、血流が改善され、痛みの軽減に向かうような、理想的な効果が期待できないのは仕方ないかもしれません。
よって、「病院のリハビリでホットパックを体にあてると、多少は効果があるかもしれない」くらいに認識しておくのが妥当かと思います。(苦笑)
縦横の幅、つまり接触面積の広さの部分は良いので、もう少し浸透する深さを検討してくれれば良いのに、という感じでしょうか。
また私どもがおすすめしている、中村式温熱では、コンセントから電気をとる蓄熱式がベター、と考えています。
これによって、豊富な熱量が得られるためで、深い浸透度を目指しています。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法