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骨盤というのは、体を支えている重要な部分であり、座位をとっている時の骨盤の状態によって腰痛の出方というのは変わってきます。
座るとき、通常は、骨盤に体重がしっかりと乗っていることになるのですが、腰痛が出てくる時の腰痛というのは、骨盤が傾いておりしっかりと体重が骨盤に乗っていないことになります。
こうなると、体重が骨盤ではなく、腰椎部分に大きくかかってきてしまったり、腰椎に大きな負荷がかかるようになってしまいます。そうなると神経に大きく影響が出てしまうことで腰痛が出てきてしまうこともあります。
骨盤由来の腰痛というのは意外と多く、姿勢の崩れと相まって大きな腰痛につながってしまうこともあります。猫背などがある場合、それによって椎間板ヘルニアなどにつながってしまうこともあります。
椎間板ヘルニアなどが出てくると、治療に大きな時間が必要になり簡単に痛みを引かせることはできなくなってしまいます。
座る時の姿勢というのは意外にも意識をすることが難しく、気付くと姿勢が崩れていることも多くあります。背筋を常に伸ばしていることは難しくても、しっかりと骨盤に体重を乗せていけるようにしておく必要があると言えるでしょう。
温熱療法などによって血流を良くしていくことで、痛みの緩和をしていくことはできると言えます。しかし姿勢が悪い、骨盤の状態が悪いままであると、根本的な改善ができないことも多くあります。姿勢をしっかりと正していきながら、痛みの緩和をしていくことがとても重要となります。
長時間座ったまま、立ったままという姿勢に影響されるものや、疲労、内臓の異常や、女性の月経、妊娠によるものなど原因は様々です。
激痛になる場合、原因・背景は複数ありますが、東洋医学の見解では、筋肉が硬くなり、神経の痛み・血行不良を招いた、といえます。
腰・下肢の筋肉の硬さ、内臓も冷えて血行不良が起きていること、股関節・仙腸関節や婦人科系、腸など内臓機能の問題も疑われます。
ストレスは神経・筋肉に強い影響があり、たとえば腰の大腰筋が硬くなると、神経・血行を阻害し、腰に激痛が走ることが知られています。
背中、腰、仙骨、胃腸、股関節、足の後ろ側、外側、足先まで温めると良いでしょう。
ストレスの解消、胃腸に負担をかけない栄養療法、みずぽっとによる腸もみもお勧めします。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法