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腰痛を悪化させる座り方としては、イスに座った時の「足組み」があると言えます。
これは楽な座り方なのですが、腰に対する負担が大きく、また足の変形などにもつながりやすい座り方と言えます。短時間であれば良いのですが、長時間、あるいは癖になっているような場合、少し座り方に関する改善というのは必要になってきます。
腰痛を予防していく、改善していくための座り方としては、正座のような安定した座り方が良いとされています。
例えば、正座は重心が安定し自然と姿勢も良くなる座り方と言えるでしょう。
姿勢が良くなることで腰痛の予防にもなりますが、重心が安定することもまた良い要素であり、それだけ腰に対しての負担を減らしていくことができると言えるでしょう。
大切なのは、おしりの坐骨が座面に触れて安定することです。
そもそも正座というのは、人によっては長時間行うことができない座り方ですし、膝に何か症状を持っている人からすると正座を取ること自体できないと言えるでしょう。そのため全ての人に推奨できる座り方ではないと言えます。
やはり、本当はイスを利用して坐骨を立てる座り方が負担が少ないでしょう。
また、時々動くことも大切です。
無理をして正座をして膝を痛めてしまうのも良くないと言えます。
座り方に注意を向け、背筋を伸ばし、骨盤を立てて、できれば坐骨でしっかりと座るようにできれば、正座でなくても腰痛予防の座り方をすることができると言えます。
座り方だけで対処をしていくのが難しいという場合も当然あります。
そのような時に、中村式温熱療法をはじめとする、温熱療法があると言えます。温めることで腰痛の緩和、そして症状の緩和、血流を良くすることで腰痛の予防を目的とすることができます。
長時間座ったまま、立ったままという姿勢に影響されるものや、疲労、内臓の異常や、女性の月経、妊娠によるものなど原因は様々です。
激痛になる場合、原因・背景は複数ありますが、東洋医学の見解では、筋肉が硬くなり、神経の痛み・血行不良を招いた、といえます。
腰・下肢の筋肉の硬さ、内臓も冷えて血行不良が起きていること、股関節・仙腸関節や婦人科系、腸など内臓機能の問題も疑われます。
ストレスは神経・筋肉に強い影響があり、たとえば腰の大腰筋が硬くなると、神経・血行を阻害し、腰に激痛が走ることが知られています。
背中、腰、仙骨、胃腸、股関節、足の後ろ側、外側、足先まで温めると良いでしょう。
ストレスの解消、胃腸に負担をかけない栄養療法、みずぽっとによる腸もみもお勧めします。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法