不妊症における漢方の効果について

不妊症の治療において、漢方を利用していくという場合もあります。

しかし不妊症の治療で、漢方を利用していく場合に注意してほしいのは、漢方が直接不妊症の治療につながるというわけではないことです。

漢方の不妊症に対する効果というのは、間接的なものであると言えます。

不妊症というのは、ストレスや、内臓の機能低下などによっても引き起こされます。漢方では、そのストレスや、機能低下などにおける効果を、期待していくことになります。それが結果的に身体を整え、不妊症の治療に繋がっていくことになると言えます。

不妊症の治療をしていく上で、漢方を利用していく場合には、不妊症につながる症状が、どこかにあると考えておくと良いです。（当然その症状を改善していくことで、不妊症の改善に繋がることはあります）

漢方は基本的に、上記のような利用のされかたとなりますが、近年では、不妊症に対して直接的な効果がある漢方というのもあるとされるようです。温経湯などと呼ばれる漢方になります。

漢方で、絶対に治療ができるというわけではありませんが、体の内部の機能を高めていく、西洋医学的な薬を、利用したくないという人にとっては、大きな手段であると言えるでしょう。

漢方と一緒に、温熱療法を利用していくという場合もあります。

東洋医学的には、もちろん、温熱療法においても、適不適というものはありますが、中村式温熱療法の場合、不妊治療につながる、妊娠をしやすい体作りをしていくための治療になるため治療に役立っていくことは多いとされています。

■不妊症に効果的な温め方

血行不良(冷え)と胃腸の下垂・機能低下があります。
子宮、胃腸、背中、腰、ふくらはぎなど足も温めましょう。
精子の活動性も関係するので、男性側の冷えや栄養改善、排毒のための活性免疫療法(肝臓・腎臓への温熱)もお勧めします。