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(なぜ、癌に温熱療法が良いのか、教えてください)
癌の温熱療法というのは非常に有名なのですが、実は熱に弱く、42度とか43度の体温下では「癌細胞は生存できない」ということが証明されつつあります。
したがって、癌になって「生きたい、死にたくない」と思う人の多くがハイパーサーミアや民間療法などの温熱療法を経験すると思いますが、中にはつらい温熱療法や、面倒な温熱療法も結構あり、選択に困るのではないでしょうか。
例えば、いろいろな温熱機器を使う方法があります。病院で使用されているものの中にも、保険がきかないで自己負担となるため、お金が意外にかかるものもあります。
たとえばルカ病院には、遠赤外線機器の非常に強力なものがあるそうで、この機械は約1億円するものですが、保険が効かないために1回の治療費が、数万円かかるそうです。
まあ、「数万円で1回の治療ができるのなら、それでもいいか」という考え方もあるとは思いますが、温熱療法の目的は体を温めるということですから、日頃の努力である程度カバーできるのではないか、と考えています。
家庭でできる温熱療法を実践することで、例えば癌の痛みがひくとか、あるいは癌のための三大療法(手術、薬、放射線)の副作用が、随分抑えられるケースを確認しています。
また、免疫力については「体温が1度下がると免疫力は30%下がる」という話が有名ですが、「体温が1度上がると免疫力は5倍~6倍になる」ともいわれています。
(熱によって、免疫力はそんなに上がるのですね)
データの結果には差異がありますが、どのデータにも共通して言えることは、体温が上がれば免疫力は必ず上がり、体温が下がれば免疫力は必ず下がるということです。
そして低体温の人は、蘇生作用が非常に悪く、体の細胞の修復能力がない、ということになります。もしあなたが、癌を含めて難病ほか、何かの病気になっているとしたら、それは残念ながら、あなたの細胞修復力は健康な人に比べて、かなり劣っていることが示されています。
したがって、まずは細胞修復力を良くする必要があります。温熱療法によって体温を上げると、新陳代謝が良くなり、汗をよくかくようになります。尿もよく出るようになり、排便機能も高められます。
便秘というのは、体を悪くする大きな原因です。非常に健康な人は、実は1日に5回、6回と排便をしています。
例えば、私が病気の人に「便秘をされていませんか?」と尋ねると、「いや、私は便秘ではありません。2日に1回は出ます」という人がいます。
2日に1回は便秘です。排便は、最低でも1日1回は必要です。
健康な人には、1日5回以上出る人が多いのです。
(それは驚きですね)
はい。こういった人たちは排泄力が強くて、とても元気な人たちです。
(便秘の人の体の中には、いろいろなものが溜まっているのですね)
はい。溜まっていて、しかも腐敗していて、大腸の中で腐敗した便がそのまま、粘膜のほうに再吸収されていくのです。
(かなり体に悪そうですね)
そうすると、それが非常に有害な毒素として血液に入り、体中を回ることになるのです。
(便秘には、気をつける必要がありますね)
便秘は万病の素です。
逆に言うと、とにかく頻繁に便を出せるようになれば、つまり1日5~6回排便できるようになれば、基本的にどんどん元気になってきます。
聞いたことがあるかも知れませんが、癌であっても生存していくことは、それほど難しいことではありません。
特に私のまわりには癌になった人が多いのですが、癌で亡くなったという話はほとんど聞かないのです。
なぜかというと、年齢にもよりますが、癌という病気はなりやすくても、死ににくい病気なのです。
本来なら、人と癌は、共存していくことができるのです。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法