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癌になってしまった人にとって一番の希望は、「完治」と言えるでしょう。
初期症状での早期発見であれば、癌によって完治率は違いますが、完治する可能性のほうが高く、決して必ずしも死に至る病というものではありません。
ある程度症状が進行してしまっていると「完治」というキーワードに過敏になってしまう傾向があります。
症状が進行してしまった場合の完治ですが、これは、癌と闘わずしっかりと向き合い、そして長く付き合っていくことが大切とされています。
癌と向き合うことができないということが、一番完治から遠ざかってしまうことになります。
これはどのようなことであるのかというと、まず食事や睡眠、体調管理に関心を持つことが難しくなります。
がんの告知を受けて、あまりに悲観し、絶望している人と、「努力もしているし、なんとかなるだろう」と楽観している人では大きく予後が違うはずです。
希望をもつ、前向き、積極的でいられることこそが、あなたの中の「治癒力」「回復力」を手助けしてくれます。
また積極的な態度で、癌を完治させるために身体的な症状や各種の代替療法に関心を持っている人は、症状の進行具合、症状の悪化具合に差が出てくると言えます。
(時期によって、過敏になりすぎるのも仕方ないことですが、自身の体の声を聴きながら、適した治療を選択してほしいものです)
癌の治療において、専門的な治療を受けることもあるかもしれませんが、このような治療の土台にあるのは、「食べる、寝る、休んでリラックスする」という基本的な健康管理です。これらは、自律神経のうち、副交感神経優位の部分ですね。
これがしっかりしていれば、それだけ体の免疫機能はしっかりと維持されます。当たり前過ぎてないがしろにされてしまいがちですが、とても大きな影響力があります。癌と向き合うことは、基本的な健康管理に対して関心を持っていくことになります。
中村式温熱療法も、実は体を温めるという非常に基本的なことになります。
シンプルではありますが、体を温めるということは、実はとても奥が深く、大切なことになります。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法