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癌の治療方法として食事療法があります。
食事療法と聞くと、すごく簡単に考える人、ものすごく難しく考える人、と極端な患者さんがかなりいらっしゃいます。
食事療法・栄養療法という単独の治療方法だけで、癌自体を治そうとすると、かなりのプレッシャーを感じると思います。
当然症状が良くなる可能性はありますが、完治を目標とする場合、「食事療法だけでなく、複合的な治療で完治を目指そう」と考える方が気分が楽になりますよ、と伝えたいところです。
人の体は劇的に、短期間で大きな変化を迎えることは非常に珍しいと言えます。大きな変化を人の体は異常と受け取ることもあります。いきなりおなかを壊してしまう場合も、いきなりすごく元気になる場合でさえも、良くも悪くも、大きな変化は、体にとっては同じ「負担」になってしまうことがあるということです。
「恒常性」といって人の体は大きな変化をしないようにできており、それを維持していくことで健康を守ることになります。
良い要素を体に取り入れたとしても、翌日いきなり症状が良くなるという過度な期待をしてしまうのは良くないと言えます。むしろ、東洋医学の立場からは、いったん悪化したように見えて、その後ゆるやかに改善するものが、本質的な治療だったりします。
食事療法も同様です。
食事療法だけで、いきなり癌が治るということではなく、食事療法をすることによって体を徐々に癌になりにくい体にしていくことになります。そのため食事「療法」ということになりますが、実際には予防や再発防止の意味合いも大きくあると言えるでしょう。
新しく癌の細胞が増えないよう症状を抑制していくための土台作りをする際に、食事療法というのは大きな意味を持ってきます。
過度な期待をしてはいけませんが、内部環境を変えていく食事療法は、人にとって大きな影響力があるということです。
内部の環境を変えていくという意味で、温熱療法も効果的です。中村式温熱療法で体内の環境を変えていき、同時に食事療法なども併用することができれば、病気に強い体作りをしていくこともできるでしょう。(癌が発症してしまってからも、とくに冷えを感じるならば、ぜひ積極的に温めてほしいところです)
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法