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2019/12/10
心身の健康にとって「脳-腸相関」は、重要なキーワードになります。
腸-細菌-脳のつながりが「心」の状態に関係することは事実と感じます。
幸せホルモンとされるセロトニンの90%も腸で作られている、という研究もあります。
「腸は第2の脳」ともいわれますが、本当は「腸はファーストブレイン/原始脳」なのかもしれません。
とくに日本では古来から「お腹が大切」と強調してきました。
肚を決める、肚をすえる、腹を切る、などいろんな表現がありますね。
以下の研究では、精神面と腸の関係だけ述べているようですが、
本当は、ほとんどの病気/不調と「腸の状態」が関係ある、と中村は主張しています。
そんな重要なお腹/内臓ですので、血行を改善して、ゆるゆるにしたいところです。
お腹を緩め、活発にするには、、、
食べ物、水分摂取、運動、ストレスを減らす、
温熱で温める、重いケースではお腹への施術も有効になります。
「温熱の活用法」でも腹部を重視するのは、そういった理由があるのです。
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【増えつつある脳腸相関の証拠】
腸内細菌が心の健康に影響を与えるという説に支持が集まっている。
「プロバイオティック」食品を販売する会社は、以前から、
「適正な腸内細菌を育てることが心の健康に良い影響をもたらす」
と主張してきたが、神経科学者たちは概してその意見には懐疑的だった。
しかし現在、腸内のマイクロバイオーム(常在微生物群)が自閉症やうつ病などの疾患と
関連していることを裏付ける確かな証拠が積み重ねられつつあり、神経科学者たちは、
そうした結びつきが臨床的に重要なだけでなく、実験計画にも影響を与えかねないと考え始めている。
Nature ダイジェストより https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/
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【脳腸相関】
腸は「第二の脳」とも呼ばれる独自の神経ネットワークを持っており、脳からの指令が無くても独立して活動することが出来ます。
脳腸相関とは、生物にとって重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあうことを示す言葉です。
例えば多くの動物では、ストレスを感じるとお腹が痛くなり、便意をもよおします。
これは脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激を伝えるからです。
逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安感が増すとの報告があります。
また脳で感じる食欲にも、消化管から放出されるホルモンが関与することが示されています。
これらは、腸の状態が脳の機能にも影響を及ぼすことを意味しています。
このように密接に関連している脳と腸ですが、最近では、病原菌だけでなく腸内に常在する細菌も脳の機能に影響を及ぼす、
という研究が注目を集めており、「脳-腸-微生物相関」という言葉も提唱されています。
ヤクルト中央研究所 https://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_3611.php
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法