なぜ体を温めると痛み・不調から解放されるのか? 第2部 中村司講演

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なぜ体を温めると痛み・不調から解放されるのか? 第2部 中村司講演

2018/01/27

 

中村司の担当テーマは「なぜ体を温めると痛み・不調から解放されるのか」。


わかりやすいよう、故・安保徹 新潟大学名誉教授・医学博士の「自律神経と免疫」理論、伊藤要子 教授の「HSP理論」(ヒートショックプロテイン)
を例に出しながら、血行障害の改善と3つのキーワードを冒頭で説明しました。

 

冒頭で、参加された皆様とご家族のお困り症状を尋ねました。
そこで挙げられたのが、膠原病、がん、眼精疲労、原因不明・病名がつかない症状などです。

 

「なぜ体を温めると痛み・不調から解放されるのか」といえば、「血流の低下、血行障害」が何を引き起こすのかを考えれば、そのまま回答になります。

 

最近は、多くの病気・痛みの背景に「血行障害」がある、と指摘されるようになってきました。
反対に、温めたり、全身の血行が良くなると、身体の隅々まで酸素など十分な栄養が運ばれて生命活動がスムーズになります。

ほとんどの痛みは、血行障害のある部位に発生しやすいので、温めて血行を良くすればかなり楽になる、
といえるでしょう。

そのうえで重要なキーワードは3つ挙げられます。

 


1つめは、育成光線としての性質をもつ遠赤外線。

太陽の光は、地球上の全ての生き物を育んできました。
もし太陽の熱と光がなければ、生き物は生まれなかったし、生存することも不可能でしょう。(植物の光合成)
太陽から発される波長に多く含まれる遠赤外線は、動物・植物を育てる「育成光線」としての性質をもつものです。

ひなたぼっこ
も気持ち良いものですが、料理でイメージしやすいのは、温められた石で焼く石焼き芋、魚などをふっくらと焼ける遠赤外線グリル。

ワンちゃん・ネコちゃんも遠赤外線の熱が大好きだし、医療としては、未熟児を育てる保育器でも利用されています。
波長としては、だいたい4~14、8~14マイクロメートル(ミクロン)あたり。


2つめは、HSP(ヒートショックプロテイン/熱ショックたんぱく質)理論。

熱を与える、熱のストレスを加えることで、生物のたんぱく質が変性し、活性化すること。


3つめは、○.○
(秘密の数字)

NASAの宇宙研究に基づく情報で、この詳細は記事で公表しにくい部分です。

 

最晩年の安保徹 名誉教授は、がん、脳梗塞、心筋梗塞など「深刻な病気を招く2つの条件」を挙げていらっしゃいました。
低体温、低酸素の2つです。

人が病気になるたった2つの原因  ~ 低酸素・低体温の体質を変えて健康長寿!  安保徹 著】

 

「低体温」の背景は、運動量の不足などによる冷え。
「低酸素」の背景は、ストレス、頑張り過ぎによる過酷な生き方。

この2つは、「自律神経の乱れ」と深い関係があります。
(安保徹 名誉教授のお話では、自律神経の発生そのものが、我々のご先祖さまの進化の過程に関わっているという説があります)

 

低体温、低酸素の2つとリンクする「自律神経の乱れ」対策として、安保徹 名誉教授が提言されていたのは、もっと楽に生きること、身体を温める、ということ。
シンプル過ぎて拍子抜けしてしまう人も多いでしょうが、核心を突いているのではないでしょうか。

 

伊藤要子教授のHSP理論(ヒートショックプロテイン/熱ショックたんぱく質)も、徹底して体を温めて、身体のたんぱく質を活性化させるという内容になります。

 

このお二人と中村の重視する方向性は、いろいろ共通する部分があるのでは、と感じています。

 

 

また質疑応答を多くしたため、少し変わった質疑も交わされ、たいへん盛り上がりました。

・膠原病の家系遺伝はあるのか、
・がんサバイバー(克服者)の話、
・胃腸の難病であるクローン病を克服した体験談(小坂田秀之氏)、

・体の変化する期間の3つの数字(28日、11月、7年)、
・リンパ液の動かし方、
・ケイシー療法、
・帯電電磁波の除去アーシング療法、
・温熱療法と冷却療法の違い、
・原因不明の症状への対処、
・波長と音楽で使用されるヘルツ数(とくに528Hz)の関係など、、

 

 

本文以上

 

 

講演会前半のご報告は → こちら日本東洋医学財団 東京・健康講演会のご報告)

 

【 日本東洋医学財団 東京・健康講演会2018 概要 】

   第1部「自分でできる、腰の不調を回復する方法」 

   講師 小山哲士 (鍼灸院 州凰堂治療院 院長/同財団 評議員)

   
   第2部「なぜ体を温めると痛み・不調から解放されるのか」

   講師 中村司 (難病請負人/中村式温熱 提唱者/同財団 理事長)

 

【 関連リンク 】

故・安保徹 名誉教授 「自律神経と免疫」健康理論について まとめリンク

 

 

 

 

 

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中村 司

(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者

祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、 幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。

治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、 遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した 「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。

中村司の詳しいプロフィール

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