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2017/03/27
Q.
家族に生活習慣病の疑いがあります。
薬に頼らず改善したいのですが、生活習慣病や他の血液数値の改善として
もっともお薦めの方法を教えていただきたいと思います。
ミネラルも関係あるのでしょうか?
中村式温熱は愛用しております。
多元素ミネラル、梅エキス、パイロゲンやJWTなど何を優先するべきでしょうか?
またキクイモが良いと聞きましたがどうなのでしょうか。
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A.
まず、血液数値は、影のようなものであり、本体ではないともいえます。
数値を絶対視しないように、ということを前提として申し上げたいと思います。
(血液数値が悪化したり、安定したりする際にも、長いタイムラグが生じることもあります。)
また健康生活にとって血行改善は不可欠と思いますので、温めることはぜひ続けてほしいところです。
(以上、拙著「リウマチ卒業に学ぶ9レッスン」に詳しく書かれています)
以下は中村司だったら何を重視するか、という個人的な見解ですが、、
「現代人は、ミネラル不足」とよく言われます。
不足しがちな理由として、西洋的食生活、野菜の栄養の減少、強いストレス、電磁波にさらされることで、摂取しにくく、消耗しやすいとされています。
ミネラルとは鉄、カルシウム、マグネシウムなどで、100種類以上あります。
多くの方がそうなのですが、健康でないという状況から、人体さらに細胞にとって必須の根本的元素であるミネラルが欠乏しているのでは、と推定します。
【ミネラルが一番重要】
一般的な意見では、大切な順として、1.ビタミン、2.酵素、3.ミネラル と思われているかもしれません。
しかし、中村と仲間たちの見解では、その重要度の順番が大きく異なります。
1.ミネラル 2.酵素 3.ビタミン というのがより真相にちかいと考えています。
つまり、ミネラルが一番重要だと考えているのです。
(今年の全国セミナーの第2部ではその背景をお伝えしています)
【日々、人体に必須なミネラルは最低16種類以上】
しかも、「必須ミネラル」として厚生労働省の見解では16元素、最新の研究によると22元素が、人体に必要とされています。
よって、多種類のミネラルを補充すべきと考えると、液体の多元素ミネラルをお勧めしたいです。
これは液体に高濃度のミネラルが入っていて、日本では少ない液体ミネラルです。成分検査では54種類ほどのミネラルを含んでいる、という結果がでています。
ふつう販売されているミネラルは代表例として「鉄」など1種類が多く、また固体でしょうが、液体としてイオン化している方が吸収率が高いとされているのです。
※あまり断定的にハッキリいえない部分ですが、「固体」だと血液に溶けにくいなどのデメリットも指摘されています。
さらにミネラルは単体でなく、チームで働くため、いろんな種類を身体に取り入れるのが効率的とされます。
※もちろん健康食品というのは病気そのものを治すものではないので、食事のバランスにも配慮してください。
【歯周病と生活習慣病】
さらに最近は生活習慣病など深刻な病気に対して、歯周病が関与していることが知られつつあります。
【参考リンク】 臨床歯周病学会 かまくら歯科
したがって生活習慣病には、歯周病菌のケアが必要と思います。
中村が毎晩やっていることですが、歯磨き、歯間ブラシできれいにしてから、「濃縮醗酵した梅エキス」を使います。
原液をコップに少し入れてから、口に含んで1分以上、歯ぐきと歯間を通すようにクチュクチュします。(とくに梅の抗菌効果を期待してのことです)
最後はそのままゴクンと飲んでかまいません。
【経皮吸収は温泉と同様の原理】
優先的には、この2つをお勧めしたいのですが、とくに「濃縮醗酵した梅エキス」は、経皮吸収させても良いでしょう。
水で少しうすめて、活性免疫療法としてホットパックで温めた右脇の肝臓、ウエストの腎臓あたり、足の甲、足の指の股(片足4カ所/両足8カ所)に塗ってマッサージします。
「温泉も、ミネラルによる経皮吸収だ」と考えると、濃縮醗酵した梅エキスや、多元素ミネラルによるマッサージも良いのでは、という発想が理解しやすいのではないでしょうか。
※ただし、多元素ミネラルは高濃度の溶液なので、飲む、塗る際も、必ず30倍以上にうすめてご利用ください。
※温泉の成分・・
ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、塩化物など/マグマに熱された大地の成分
【参考 キクイモのイヌリン】
ちなみに中村は、「虎の巻/秘伝の重要文献」を秘蔵しています。
どうしても治療方針に困った時は、ボロボロになっている、その虎の巻を開けます。
その中にご指摘のキクイモの話が出てきますが、とくに糖尿に良いそうです。
キクイモは、植物性のインシュリンといわれるイヌリンをふくむとのこと。
生と煮たものを交互に食べて、その間、インシュリンは控えるのが良いそうです。
※キクイモは育てやすいのですが、繁殖しすぎるため、プランターなどで制限して育てる必要があります。
【参考】 以下、農林水産省のホームページより抜粋 ---------
ミネラル(無機質ともいいます)には、カルシウム、鉄、ナトリウムなどがあります。
必要な量は少ないのですが、人の体の中では作ることができないので、食べ物からとる必要があります。
ミネラルは、骨などの体の組織を構成したり、体の調子を整えたりする働きがあります。
地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものをミネラルといいます。
およそ100種類ある元素の中で、人の体の中に存在し、栄養素として欠かせないことがわかっているミネラルとして、
現在16種類(ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、
コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素)が知られています。
そのうち厚生労働省が摂取基準を決めているのは、イオウ・塩素・コバルトを除く13種類です。
ミネラルの吸収
ミネラルは、体の中では合成されないので、毎日の食事からとる必要があります。
しかし、吸収されにくかったり、他の成分によって吸収を妨げられたりすることがあります。また、体内に貯蔵できないものも多いのです。
一方、ミネラルの吸収を助ける働きをするものもあり、カルシウムやリンはビタミンDによって、鉄はビタミンCによって吸収が高められます。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法