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2014/10/10
【前半】 と合わせてお読みください。
体の治癒だけが目的となりがちですが、真実の快復は、精神やライフスタイルの修正なしでは起こりません。
あなたが悩んでいる「病気」とは複合的「症状」のことであり、ほとんどが身体に備わる「治癒力の発現」です。東洋医学の視点でいうと「生存・快復させるために、わざわざ起こした回復反応」ということになります。
二度と病気で苦しまないためにも、症状の背景にある「不健康な考え・習慣」を見つめ直し、できるだけ根本的に治すよう心がけましょう。
※ 中村司著「リウマチ卒業生に学ぶ9レッスン」参照
●基本対策A. メンタル強化と治癒システム 「病は氣から」
【課題】
ストレスによる感情の乱高下(頑固・頑張り・がまん・怒り・神経質・不安)により、自律神経・ホルモンの乱れ、筋肉・内臓・関節などが硬くなる。痛みの信号を拡大解釈し、強い痛みとして再現される。
過酷な仕事・運動・人間関係、睡眠・笑顔の不足、後ろ向きな言葉、胃腸の悪化により痛み・症状は強くなる。
【指針】
明るく楽しく生活する → 病気と闘わない。病気を治そうと意識せず、健康になるよう集中する。
人生の目標や大好きなことに集中する。不満や不安に心の焦点を当てない。
調子の悪い時、拙著「リウマチ卒業生に学ぶ9レッスン」をパラパラめくって読むと精神的に楽になる。また、こころの問題から病気に進む理由、快復に向かう心のプロセスが理解できるようになる。
治った人の話を聞き、「治って健康に暮らしているイメージ」を作る。素直さ・妄想力も大切。感謝の気持ち、笑顔が増えることで、脳ストレスを解消しやすくなる。顎関節ケア、みずぽっと、呼吸法も有効。
●基本対策B. 冷え対策の温熱と治癒システム
「冷えは万病の元」 「代謝の徹底強化」
【課題】
内臓と手足の慢性的な冷え・便秘。内臓機能低下による解毒・排毒能力の低下。
関節・筋肉・内臓をはじめとする全身の血行障害/血行不良とこわばり。
血管の収縮・血行の不良で発痛物質が蓄積し、交感神経優位や脳ストレスで痛みを強く感じやすい。
【指針】
体を温めると → 筋肉が温まり、血管が拡張し、血行を改善し、神経・筋肉の痛みを緩和。内臓の冷えを解消。代謝を促進し、細胞の再生を手助けする。老廃物など悪いものを出す。
HSP(ヒートショックプロテイン/熱ショツクたんぱく質)が生まれ、全身の細胞を活性化させる。特に「遠赤外線」の熱は、深く入っていく。
●基本対策C. 栄養摂取と治癒システム
「医食同源」 「体は3~4ヶ月前の飲食物でできている」
【課題】
酸性体質。食生活の乱れ「現代型栄養失調」による血液の酸性化。腸の吸収力・排泄力の低下。
肉など脂質、精白穀物、化合物などを過剰に摂取している。日本は一人平均、年間約4キロの食品添加物・化学合成物を摂取していて性ホルモンまでかく乱され、対処が必要。食物アレルギー反応による痛み・不調も多い。
【指針】
食生活の改善 → 酵素やミネラル・ビタミン大量摂取で血液の質を改善。血液の質の劣化を防ぐ。
●基本対策D. 住環境による現代病
化学物質、電磁波、4階以上の住居が病気の原因になり得る
【課題】
日本人にとっても最も知られていない原因といえるが、どんな難病奇病も起こり得るので、代表例のみ挙げる。
「高層階病」「携帯電話 危険性」などで検索!
皮ふ・呼吸器・自律神経・内臓など化学物質過敏症の背景はシックハウス、農薬、殺虫剤、合成洗剤、制汗剤etc。
耳に接した携帯電話使用は、脳への悪影響が大きい。スマホやPCも脳血流量が減少し、集中力・成績が落ちる。
マスコミは報道できないが気圧・揺れによる高層階病で、流産・死産・神経症・低体温が増えるというデータ。
高圧送電線の近くに住んでいる人の、ガンや白血病の発生率が高いとされる複数の調査データがある。
IHで調理した鍋を食べて中村と友人は一時的に歩けなくなった。電磁波により、ひざ・股関節などの歩行障害。
大震災で停電していた東北地方で、アトピー患者などの症状が急激に良くなった例/仙台の丸山修寛医師が報告。
【指針】
イギリスでは子供の携帯電話を禁止し、育児世帯は4階以上に住まないよう法律で規制されている。
オール電化、電子レンジ、IH調理、携帯電話から離れる。コンセント、ブレーカー、LED、暖房便座への対策。
電磁波は「短く遠く」が原則。時間と距離が重要。有害物からせめて30㎝以上離れる。寝る時は、1~3階で北まくらで。
→ ラッキーアイテム
土の上を散歩、電磁波の対策、、こだわりシエスタ、腸もみ、腸心セラピー、みずぽっと体操。セレンディピティ・ユニの音楽療法CD。 【電磁波過敏症】の人にもこれら解毒・排毒対策がお勧め。
●基本対策E.
神経・筋肉のしつこく強い痛みは、腸など周辺臓器の不調に大きな関係がある
【対処】
治療しても効果がでにくい場合、痛い所、変形部位でなく、真の原因として他の組織を疑うことも検討。
腰痛の場合、臓器の癌による腰痛は、腰の治療をしても効果がない。近くの臓器トラブルから強い痛みを発症しやすい。特に腸の硬さを挙げたい。発痛部位や神経の根元ちかく、周辺臓器で、強い血行障害を起こしている。
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中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法