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2024/04/23
【5月の東京セミナー】についてです。
皆様の状況を拝見したところ、痛みの強い方が少なく、症状について悩んでいらっしゃる方が多いようでした。
そのために「痛み」に特化するのではなく、トータルに病状を改善させる内容に変更します。
そして参加される皆さんの症状に合わせて対応させていただきます。
内容を見直すことで参加費用も下げることとします。
価格は59,800円です。
※今回エントリーいただいた方、講座生の方には個別にメールさせていただきます。
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今日のお話は、うまく伝えられる自信がありません。
今の医学的にほとんど表現されていないかもしれない内容です。
あれこれ考えて書きましたので、分かる方だけ参考にしてもらえたら・・と思います。
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たとえば「不治」とされる病気から快復されるのは素晴らしいことで、世間では“奇跡”ともいわれます。
もちろん中村は「健康回復」は「万人の権利」で、奇跡とか特別なことではなく、自己治癒力による自然なこと、「本来あるべき姿」と考えています。
最近、リウマチなど手足の『指の変形』について聞かれました。
治療し取り組むことで、手足の「指の変形の進行を止められるか」「変形した指は治るか」の2つが代表的な質問です。
ここは重層的な解釈が必要かもしれません。
そして結論から言うと、、
前者「変形の進行」については東洋医学の対処が期待できます。
1つは、全身調整だけでもある程度対応できるといえます。
2つめはさらに関節の動きをスムーズにする施術をするといいと思います。
(3.痛みを軽減するアプローチとは少し視点がずれます)
直接的な指の施術をせず、全身調整や他の部位の治療をしていても、不思議と変形の進行も止まるというか無くなる現象が起きます。
中村は快復を目的にしているため、変形を止めることはとくに意図していなかったのですが、担当した患者さんたち皆さんの指が綺麗で、私は「それ(綺麗)が普通」だと思い込んでいたくらいです。
治療師だった父や他の名人の先生たちからも「ちゃんと治療すれば変形はしない」と聞いているので、有効だという考え方は正しいと感じています。
後者「変形した指は治るか」については、申し上げにくい部分もありますが、、
軽度/中度/重度など進行具合も関係あるかと思います。
悪化した期間に対して、回復させる期間をとることも必要となるでしょう。
お気持ちは察しますが「性急な解決」は求めないようにしましょう。
まずいえることは「変形の回復」は「変形の進行を止める」ことの“延長線上にある”という事実です。
(なので全身調整は必須です)
さらに動かしやすくなることと「変形の軽減」は相関関係にあります。
※裏返すと「動きにくさ」と変形は相関関係があります
たとえば関節の上手な治療師、いわゆる“ゴッドハンド” が関節の動きをスムーズにすると、それだけで結果的に手の変形も軽減します。
多くの方が信じられないのですが「見た目も変化する」ということです。
(自然にそうなる、というのが自然法則としてベストだと思います)
ただ重病になられた原因や背景は依然存在していますので、長期的にみると、炎症が落ち着く、内臓など「全体が調整されている」ことが必須になります。
また関節に負担をかけない、スムーズに動かせる「適切な動かし方」に修正することも重要です。
(たとえば箸の持ち方、自転車の乗り方は多くの方が習ったと思います。
ところが歩き方など手足の動かし方を習った人は少ないと思います。
私の言葉としては「適切な動かし方」が妥当なのですが、患者さん側にとってハードルを下げるために「意識の置き方」の変更と、スムーズな動きに導く「三次元的/解剖学的な理解」と表現しようと思います)
結論としては、、
優秀な治療師たちは「筋肉、腱の動きを良くすることで活路を見出す」という道をとっています。
「関節や軟骨の破壊、滑膜の炎症でなんともならない」という考え方もありますが、そう信じ込めば、その先に希望はないのではないでしょうか。
私はそういう、可能性をつぶしてしまう考え方は好みません。
皆さんはいかがでしょうか。
痛みや腫れ、変形があると、すべてを骨、関節、滑膜のせいにしてしまいがちです。
ただその先に「改善に向かう展開」は極めてうすいと伝えたいです。
負担を減らす、無用な痛みや腫れを避けるためにも、「意識の置き方」の変更や、スムーズな動きに導く「三次元的/解剖学的な理解」が重要になるはずです。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法