「壁おじぎ体操」による腰痛対策  「前屈改善型」の脊柱管狭窄症も

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「壁おじぎ体操」による腰痛対策  「前屈改善型」の脊柱管狭窄症も

2018/01/25

 

「壁おじぎ体操」は、腰痛の人で、前屈み(まえかがみ/ぜんくつ)、お辞儀の姿勢をすると、痛みが軽くなる場合に勧められる腰痛対策です。

 

こういった状態を「前屈改善型」の腰痛といい、お茶の水整形外科院長 銅冶英雄(どうや ひでお)医師による、強い腰痛・脊柱管狭窄症等に対しておこなうセルフケアになります。

 

 

【「壁おじぎ体操」のやり方】   

壁お辞儀の方法は、壁から少し離れ、両足を肩幅くらいにして、壁にお尻(骨盤)をつけて立ちます。

そこから、お辞儀を始めつつ、ゆっくりお辞儀を深めていきます。

ゆっくり腰を曲げながら、  →  (※ゆっくり背骨を丸めていく/背骨の関節の1つ1つを丸めていく感覚で)

3秒ほど曲げた状態をキープして、

ゆっくりと頭・上半身を元に戻していく。  →  (※ゆっくり背骨の関節の1つ1つを戻す感覚で)

※こちらにサンプル画像がありますが、さらにもっとゆっくりの方が安全にやれると思います。

 

 

【ポイント】

勢いや反動をつけないように気をつけて、ジワリジワリとゆっくり行うのがコツ。

「壁おじぎ体操」の方法は、腰痛・腰部脊柱管狭窄症等のいろんな症状を軽減・解消するのに役立つとされます。

銅冶英雄医師によると、股関節を動かさずに腰を曲げることにポイントがあるそうです。

3時間おきに1セットずつ、1日5-6セットを目安に、改善が認められる限りは毎日継続して行うことが推奨されます。

 


【中村司コメント】

中村の意見としては、腰を曲げるというより、ゆっくり背骨の1つ1つの関節を丸めていくイメージの方が、安全で効果がでるのでは、と思います。

また、水を入れたペットボトルを利用すること、呼吸を同期させることで効果が高まり、より安全になると考えます。

具体的には、

1.へその前の位置に、水を入れたペットボトルを置いて前回りに回転させること。

2.ゆっくり曲げるときに、息を吐く、息を吸いつつ、姿勢を元に戻すこと。 です。

(ペットボトルを利用する「みずぽっと体操」の腰痛対策を参照のこと。元の原理はほぼ同じです)

 

以上 -------------

 

この記事は

【日本東洋医学財団 東京・健康講演会2018】 にて、

「自分でできる、腰の不調を回復する方法」として

小山哲士・同財団 評議員(鍼灸院 州凰堂治療院 院長)から

銅冶英雄医師の「壁おじぎ体操」についてご紹介があり、まとめました。

それに、中村司の視点からコメントをつけたものです。

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中村 司

(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者

祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、 幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。

治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、 遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した 「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。

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