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2015/11/01
■ 改善に必要な治療期間の目安は?
治療期間の目安については、みなさんがとても興味をもつ分野ですが、とくに厳しい病気の場合、個人差が大きいのは事実です。
その上で、、、、
拙著「9レッスン」の第7章、とくにP107あたりの「完治までのスケジュールを立てる」のコーナーは医学分野で画期的であり、あなた個人の状況に適した最高のテキストになることでしょう。
私は整形外科系の患者さんを担当する事が多かったため、以下は、それらの難病を中心に述べることを念頭に置いてお聞き下さい。
例えば、リウマチや膠原病になられて3~4ヶ月の方に、温熱を中心とした適切な治療法(東洋三理)を伝えると「約2~3ヶ月で症状が消えた」と後から報告が寄せられたりします。
あまりにあっけなく、わたしの方が拍子抜けしてしまうことがあります。
つまり、初期の方はとくに早い、という印象があります。
もちろん、これらは難病とされ、「一生治らない」とさえ言われる厳しい病気です。
ドクターは、「短期間で消えるはずがない」と考えるため、「誤診、あるいは、他の膠原病の疑いがある」ということをよく言われますが、かなり改善しているわけで、今後も、わたしがお伝えした適切な治療法を続けていけば十分ではないか、と思います。
このように短期間で初期の方の症状が消えたケースを、何人も聞いておりますし、わたし自身に現れた重度のリウマチ症状を1か月以内に解消させた経験があります。
※「楽しく、覚悟をきめて本気で取り組めば、どんな病気も改善に向かわないはずがない」というのが中村の信念です。ただし、その逆では、時間ばかりかかってしまい、治癒は困難になるかもしれません。
そして、長期の方では、膠原病の1つ、スティル病を発症されて9年から10年の方が、私の治療を真剣に行われて、1年ぐらいで、ほとんど全ての症状が消えたとのことでした。
さらに1年半ほどして、何の治療もする必要がなくなったという報告がありますので、ちゃんと取り組んだ上で、それなりの期間を当てていただければ、一応の成果を残せるのではないかと考えます。
最後に、、、どうしても申し上げたいことが一点あります。
過半数の方は、真剣に取り組みません。これが現実です。
ご自分のことが大切でないか、自分の価値を軽くみているのかもしれません。
すでに道は用意されているのだから、それなりにちゃんと取り組めば良いのに、といつも残念に思います。
もちろん、「病気とじゃれあいながら遊びつづける権利」を患者さんは有しています。
「治さない権利」さえ持っています。
医療者として、「無理やり治してしまおう」という姿勢は傲慢であり、自主性に任せるし、治るタイミングもあるので、ご本人のペース、ベストのタイミングでサポートすることも配慮したいと考えています。
その上で、本気で治したい方は、断片的な知識だけでなく、拙著「9レッスン」を徹底的に学んで、完治までの道筋をつけてください。
本気の決断だけが、未来を拓きます。
それ以外の選択は、ほとんど意味をもちません。
「9レッスン」を真剣に実践すれば、リウマチだけでなく、どんな病気の方にも、新しい展望が開けることを約束したいと思います。
中村司
「リウマチ卒業生に学ぶ9レッスン」
9レッスン 立ち読み
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法