がん治療について、本当に言いたいこと。

自宅で出来る一番手軽な温熱療法、それが中村式温熱療法です。

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がん治療について、本当に言いたいこと。

2014/09/29

癌/がん治療については、本当は、言いたいことが山ほどあります。

薬事法など法律の規制、それ以上に医療にかかわる多くの勢力・組織があります。

「非主流派」の意見の多くが封じられ、迫害されてきたことを、あなたも聞いているかもしれません。

 

30年近く前から、乳がんでの乳房温存療法を日本で先駆けて提唱した慶應大学医学部の近藤誠先生は、信念を貫いたせいで、定年を迎えるまで講師のままで止まり、准教授にすら上がれませんでした。

乳房温存療法は、現在は当たり前の治療方針となりましたが、正しいことが後から判明しても、「村八分/むらはちぶ」のように名誉を回復させないのは、非道徳的な話ですよね。
護送船団方式での「先駆者つぶし」はひどいものだと思います。

国際的にはスタンダードになっていた、患者さんに良かれと紹介された医療方針も、日本国内では認められないだけでなく、正論を表明した異端である近藤誠先生の昇進を阻んだのが、先駆者つぶしの一例ではないか、と私は勝手に解釈しています。

(よく優秀な科学者が日本を捨てて、アメリカなどに移籍しますよね)

 

実は昇進しないのは、かなりマシな方です。
異端な正論を表明しようとすれば、補助金を打ち切られる先生や、大学・職場を追放される先生もいます。
自分や家族の身の危険を感じ、医者を辞めた先生もいます。

(※原発事故の後に、政府・マスコミ・利権企業・研究機関/「産・官・学」のとった行動とほぼ同じです。
重要なデータは隠す、ねつ造、後出し。
決めセリフは「ただちに人体に影響しない」。
事実にもとづくデータを開示しない理由は「出せば、パニックになるから」。)

 

変人で、説得力のない、大した記事も書いてない中村のサイトにも、過去いろいろな形で圧力をかけられてきたのも事実です。
オフレコの話ですが、ある高名な先生は、「いままでに3回、命を狙われた」と聞いています。
もう一人の先生も3人の暴漢に襲われたものの、武術の達人だったため、撃退できたとのこと。
(お名前を出してないので、公開しても大丈夫、と勝手に自主判断。)

中村も現状、命までは狙われていませんが、いろいろあります。

 

 

私が考えること、東洋医学・代替医療の根本思想は極めてシンプルですが、利権や常識にとらわれた組織や個人は、それを許そうとしないのでしょう。

ここからは多少哲学的になりますが、お許しください。

 

 

よくいわれる「人生に正解はない」のなら、選択に誤りもないはずです。

目的地に到達するのが早いか遅いかだけと考えれば、少し気持ちも落ち着くのではないでしょうか。

 

どのような結果になるにせよ、最終的にはあなた個人の選択に任せるのが自然なことであり、人によって「正解は違ってくる」と考えています。

考えに考え抜いて自分で決断したのか、ひとさまから押し付けられたのか、まったく結果が違うというのを今までの人生で経験されてきたことかと思います。
好きな音楽、好きな髪形、好きな異性のタイプをふくめ、本人の生き方を決定するのは、各人の趣味の要素が大きいともいえるからです。

(危険な異性にはまる人、ホスト・ホステス好き、巨乳好き、ドМさんも存在していいのです。多様性は素晴らしく、マイノリティ/非主流を排除してしまおう、という思想が一番良くないと思います。)

 

 

「中村の持つシンプルな死生観」は

 

  1. 生きる意味があるうちは懸命に生き切る。

 

  1. 逝くべきタイミングがきたら、しがみつかず気分良く逝く。

 

  1. 最後の最期まで、できるだけ不快感を感じないように工夫する。

 

 

といった人間として、生物として基本的とおもわれる考え方であり、患者さん向けの治療方針というより、絶対曲げることのできない「自身の生き方/逝き方」、信念となっています。

 

生命の尊厳が保証されない状態、生物として不自然な状態はイヤなものですよね。(全身をチューブでつながれる、無理やり胃に流し込まれる、植物状態など)

 

もちろん、あなたに強要するものではありませんし、もし「スパゲティ症候群でも、植物状態でも、長く生きることに意義があるんだ!」と主張されるなら、このページから立ち去ってくれて結構です。たぶん趣味が100%合わないので仕方ないと考えています。

 

 

そして、がん治療の際、むつかしいのは手術、化学療法、放射線など3大療法との付き合い方、距離をどうとるか、ではないでしょうか。

 

「主治医に勧められた通りにやってみる」と最初に決意した患者さんでも、しだいに迷いが増えてくることを感じます。やはり、副作用の苦痛や不安感の増大が理由のようです。身体がすごく冷えると感じる方たちもいます。

 

 

中村は、東洋医学の真髄を叩き込まれた者として「治癒力」の医学を提唱していますし、自分でも常に実践してきました。

 

もし自分が、がんになったとしても、苦痛が伴うような3大療法は最小限に抑えるはずであり、可能な限り「治癒力」を全開にして、できれば治癒に向けたいところですね。

 

また、3大療法の副作用を軽くするためにも徹底的に抵抗力・回復力をつけます。

(私なら、とにかく24時間温めて東洋三理療法を実践します。とくに身体の冷えは、致命傷になりかねない、弱っていくバロメータです。)

 

頭のおかしい変人ととられるかもしれませんが、私が癌になったとき主治医に依頼する内容は「命はあきらめてますので、できるだけ苦しまないよう、楽に死なせてください」と伝える予定でいます。

(生きているうちは全力で生き切るつもりであり、フラフラして生きることに私自身は人生の意味を見出さないからです。まあ、個人的趣向であり、もちろんあなたに強制するつもりもありませんが。)

 

 

 

中村の祖父は腎臓がんでしたが、高齢を理由に医師から3大療法を勧められませんでした。

体力が無くなった状態でそれらをすれば、生命に危険が及ぶとのことです。

「まず体力をつけること、気持ちが負けないことがなによりも大切だ」と、祖父の主治医は判断してくれました。

 

私は本当にそのとおりだと思うし、よく言われる「癌は消えた(癌細胞は殺した)。そして命も亡くなった」では、本末転倒だと痛感しています。

 

結局、祖父の腎臓がんは徹底的に身体を温めること、前向きに生活すること、栄養をとることという、今の中村温熱の元になる考え方を実践して治癒したのですが、これを地道に実践できる人がとても少ないことは本当に残念です。

 

とつぜん人生の終わりを意識してショック状態になっているのは理解できますが、時間をかけながらも、まずは冷静になってほしいところです。

 

状態によっては3大療法も仕方ないかもしれませんが、とにかくとにかく、「治癒力」を全開にすること。

体力・精神力を高めることが大切です。

 

東洋医学・伝統医学は「治癒力の医学」です。

すべての考え方のベースに、人体がもともと備えている「治癒力」があり、中村は拙著「リウマチ卒業生に学ぶ9レッスン」で、克服者の例を挙げて、難病すら治していける「治癒力」の秘密、素晴らしいパワーに迫りました。

(回復力・免疫・抵抗力の強さは、精神力に最も大きく左右されるのですが、そのことに気づいた医療者が少しずつ増えています。)

 

東洋思想には「爪と髪の毛が伸びるうちは回復する能力が残されている」という格言があります。

例として私の祖母が80歳の時、ろっ骨を骨折したとき、ギプス固定をしただけで数か月後、きれいに骨がくっついて周囲を驚かせたものです。
「他に方法はなく、ギプスで固定するしかない」と知識として知っていても、80歳の小さいおばあちゃんが実際に自力で骨がくっつくとビックリしますね。

 

西洋医学の祖とされる医聖ヒポクラテスは「医者が包帯を巻き、神が癒す」と述べました。
生命力のあらわれとして回復力/治癒力があること、この神の如く偉大な力を無視して本来の医療は成り立たないといえるのではないでしょうか。

 

よく3大療法の際、医師から「体が冷えるから覚悟するように」言われるそうですが、どんどん体温が下がっていく「冷え」は、つらいもので、こういった副作用の苦痛をやわらげることも大切になります。

また自己回復力を高める手助けとして温熱療法をはじめとする東洋三理療法を実践されるなら、望外の喜びです。

癌をお持ちの方へ  参考になりそうな本

「病気にならない常識」  安保 徹

安保徹名誉教授とは、2014年・東京講演会の共同講師としてご一緒させていただきました。
安保先生と一緒に講演をするというのは、私の目標の一つであり、とても光栄でした。
(拙著「9レッスン」を読んでいただいたらしく、「感銘を受けた」など、ものすごく褒めていただきました!)

「病気にならない常識」は個人的にサイン本をいただいたのですが、大切なことがシンプルに書かれているので、他の著作よりもお勧めしたいです。

 

「医学不要論」  内海 聡

2014年・名古屋講演会の共同講師としてご一緒させていただきました。
居酒屋でもご一緒しましたが、とても正直でおもしろい方です。
ときどき私を患者さんに紹介してくれているようです、笑。
いろいろなジャンルのベストセラーを出されていますが、人によっては、あまりに衝撃的かもしれません。

※このショッキング路線が好きな人は、船瀬 俊介さんの本も読み進めることができるでしょう。タイトルを見るだけで、衝撃を受けるかもしれません、苦笑。

 

 

近藤誠先生の本

著作が多いこともあり、実は詳しく読んでいません。
「代替医療の効果は疑わしい」との見解をお持ちのようだからです。
(※この5人の中で唯一、お会いしたことのない先生です)

効果のある代替医療については、中村のほうが詳しいと確信していますので、そこは違和感を感じ、あまり深く読む気はしませんでした。

もちろん出世を断念し、医者生命をかけて「異端者」として正義を伝えてこられたことは、無条件で大尊敬しています。

 

 「がんが消えた~ある自然治癒の記録」  寺山 心一翁   とくにP261-265は同感。

末期がん克服者。
寺山心一翁さんにはお会いして、私の拙著をお渡ししました。一度会ってみたかった方です。
サインとともに「大いなる治癒力をおたがいに広めましょう」というコメントをいただきました。

78歳の今も元気に世界を飛び回っていらっしゃいます。静かに講演されながら、合間に、チェロを演奏される上品な方です。

 

 

「ガン感謝!」  我志 普願/がしふがん

末期がん克服者。
「ガン感謝!」出版直前に、共通の友達からご縁をいただきました。
禅僧のような静けさと満面の笑みの先生です。すぐに意気投合し、財団の役員になってもらいました。

 

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中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)

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中村 司

(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者

祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、 幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。

治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、 遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した 「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。

中村司の詳しいプロフィール

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