記事検索
記事検索
文字の大きさ
2016/08/31
セイリン社のパイオネックス(テープ鍼)について
ちょっとした首や肩など筋肉の凝り、痛みの対策は?
→ 気軽に利用できる「パイオネックス」(鍼テープ)がお勧め。
東洋医学の鍼(はり)をコンパクトにしたもので、一般人でも簡単に利用できます。
中村の治療でも利用しますし、治療間隔があくなど、必要な場合は、患者さんに渡して自分で貼ってもらうこともよくあります。
専門家がつかう高価な皮内鍼(ひないしん)、円皮鍼(えんぴしん)は何種類かあるけれど、国産で、安くて評判の良いパイオネックスが抜群に良いとおもっています。
【ポイント】
・かんたん
・効果が高い
・評判が良い
・国産で安心
・さらに、、、、わりと、安い
※昔、肩こり・頭痛になやんでいた知人が、スーパー銭湯で、中国製の類似品を「良く効くから、ありがたい」と時々買っていたそうです。
医療者の立場でいうと、この中国製品は、品質も良くなく、値段も2倍以上と高かったけれど、困っている人には、欠かせない存在だったようです。
そのような経緯で、もっと高性能で、安い国産製品があるので紹介したい、と考えました。
(なお鍼テープ、テープ鍼の両方の呼ばれ方があるようです)
(※今回のテーマでないので述べませんが、よくお伝えする「みずぽっと体操」もお勧めです)
【鍼の長さは?】
→ パイオネックスは、鍼の長さが5種類ほどあります。
色により、長さが違うことを表します。
初めての人は最も短い黄色 0.6ミリ か、少し長い緑色 0.9ミリがお勧め。
【貼るときに痛みはある?】
黄色の0.6ミリを真っ直ぐ貼れば、ほとんど刺した痛みは感じないと思います。
だいたい、鍼部分をよく見ても、少しキラッと光るくらいで、あまり目立たないくらい、小さいです。
まあ、1ミリの約半分ですから、小さくて当然ですが、かなりソフトです。
刺した痛みで、肩の痛みを撃退したいという人で、長めを選び、画鋲(がびょう)のように「ブスッ」と刺すのを好む方がいます。ハードが好みの方ですね。
【注意点は?】
→ 垂直にまっすぐ貼ること。 これが最も重要。
チクチクしてきたら、テープが弱ってはがれてきた証拠。 捨てましょう。
下手な貼り方だと2日で剥がれてくる。上手く垂直にまっすぐ貼れると半月以上もちます。
ただし、皮膚から大量の汗をかくと剥がれやすくなります。
【秘話】
実は、三年ほど前、パイオネックス開発者のH先生から誘っていただき、ご馳走になったことがあります。
(H先生の存在はほとんど表に出てきませんが、以前からパイオネックスを利用しながら、「これを作った人は、きっと天才だろう」と思っていました。
お会いして、やはり「天才肌」といわれる方だと感じました。同じようにモノを作る人間として、金型1つの製造費用が250万円することなど、共通の苦労話に華が咲きました。)
パイオネックスは、「テープ+鍼」の製品では、おそらく日本一売れているし、最も性能が良いと思います。
この理由を教えていただいたのですが、他のテープ鍼との大きな違いがあり、パイオネックスは、本物の鍼と同じ形の針先になっているとのことでした。
(ほかのテープ鍼は針金の棒のように粗い形をしているようです。。)
いろんな開発のヒントとして、「ヨモギの葉っぱの裏側のびっしりとした細かい毛が刺激療法として、痛みをとる」という昔からの伝説があるとのことでした。
というわけで、、、
簡単な痛みくらいなら、パイオネックスがよく効いてくれるでしょう。
それでもあまり効かないなら、もっと本格的な治療を検討する必要がでてきます。
(東洋医学の鍼灸、マッサージ、カイロプラクティック、温熱療法など)
【中村の経験から】
私の患者さんには、自分だけでなく、家族にお灸をしたり、痛い時にテープ鍼、パイオネックスで応急措置をできる人も多いです。
もちろん説明もしますが、私がやっているのを見よう見まねで、ご自身や家族に、できるようになったりします。
(報告を受けているのは、息子さんの歯痛、肩こり、お孫さんの関節痛など。
皆さん全員が健康になり、とても嬉しいことです。)
まともな東洋医学の治療師なら、多くの人の不調を解決したい気持ちとともに、患者さんの通院時間や経済力のことも配慮し、セルフケアの方法を伝える必要性に迫られるのではないでしょうか。
もちろんベストなのは、きちんと時間をとって通院してもらうことかもしれませんが、「週3、4回は通ってください」と平気で言ってしまう治療院がけっこう多いのではないか、と危惧します。
(しかも一回5,000円の治療費だったり。。。)
ちゃんと働いている人で週に3回も通うのは、かなり大変だし、月に5万も6万も払える人はほとんどいないと思います。
ところが自分で応急措置、セルフケアできると、東洋医学の恩恵が最大限に受けられると思います。
治療師も患者さんも、お互いにとって良いのではないでしょうか。
もともと東洋医学や伝統医学は、そのように発展してきたのです。
(江戸時代の本にも、膝の下にあるツボへのお灸「三里の灸」と呼ばれるセルフケアの方法がよく載っています。)
という趣旨で、セイリン社のテープ鍼「パイオネックス」をお伝えしたものです。
パイオネックスは本来、管理医療機器というレベルであり、一般への販売は禁止?されているような気がしますが、実際には、自分に貼るためとして、アマゾン、楽天市場などのネット通販でも、広く売られているのが現状のようです。
【映像】
映像だと簡単にわかると思うので、以下が参考になるでしょう。
中村式温熱療法は「温熱」「栄養」「メンタル」という、3つの土台のバランスを整えることで、免疫力・快復力を最大限に高め、健康になる温熱療法です。
(「東洋三理療法」といいます。)
中村 司
(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、
幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい
リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。
治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、
遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した
「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。
Copyright © 2015 中村温熱療法