水虫・白癬菌に効くのは? 木酢液と竹酢液の違いを調べてみた

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水虫・白癬菌に効くのは? 木酢液と竹酢液の違いを調べてみた

2025/10/01

水虫/白癬菌に悩む方へ ― 木酢液と竹酢液の選択、違いについて

 

こんにちは。中村司です。

水虫で悩んでいる方は実に多いものです。
一度治ったように見えても、再びぶり返してしまうことも少なくありません。
これはつらいですね。

ただし、ここで書くことは「全員に効果がある」と保証できるものではありません。
あくまで、私の身近な人が水虫を解決しなければならない状況になり、ちゃんと伝えるために再調査した結果です。
同じ水虫の悩みを持つ方も多いので、今回まとめました。
参考程度にご覧ください。

 

● 実際のケース

対象は80代の女性。
足の皮膚が白くなり、指の間は皮がボロボロに。

体質的に「酸性に傾いている」ことが原因の一つとされます。
根本的には体質を弱アルカリ性に戻すことが必要ですが、高齢なので、まずは簡単で安全な方法を検討しました。

そこで用いたのが「殺菌作用に優れた自然素材」です。

 

● 医療と自然療法の選択肢

医療機関で薬を処方してもらうのも有効な選択肢です。
ただし、薬には副作用や費用の問題もあります。

本人が自然療法を希望したため、長く民間療法として知られる木酢液・竹酢液について改めて調べました。

 

● 木酢液と竹酢液 ― どちらが効くのか?

結論から言うと「木酢液と竹酢液、どちらが絶対的に優れている」とか「白癬菌の対策」「水虫に効く」といった信頼できる比較データは見つかりませんでした。
殺菌作用の論文やデータを探しても、製品による差が大きいようです。

ここ10数年の竹酢液ブームもあり、「竹酢液の方が木酢液よりも良い(いろんな領域で)」と聞いていましたが、調べ直してみると、必ずしもそうとは限らないことが分かりました。
結局は1つ1つの製品の差になるようです。
なんでもそうかもしれませんね。

竹酢液、木酢液の両方に特徴があり、まず重要と思うので転載します。
もともと「自然素材」であり、以下のようにネットに書かれています。

--
木酢液と竹酢液は、用途に応じて使い分けるのが良い。
竹酢液は有機酸の含有量が多く、殺菌・害虫対策・植物の成長促進に向いている。
木酢液はタール分が多くマイルドで、消臭や堆肥化の促進、土壌改良に適している。
どちらも炭を焼く際に副産物として生成されるが、原料が異なるため成分や特性が異なる。
--

ということで、木酢液・竹酢液の別にとらわれず、膨大な製品の中から、性能が良いものを選ぶ検討に入りました。
(とても時間がかかりますが、いろいろ商品開発してきたので慣れています)

 

● 中村なりの今回の結論

結論として、今回のケースでは 「紀州備長炭由来の、ある木酢液」 を選びました。
1年半、熟成してお風呂用として使える肌に優しいレベルのものを見つけました。
(3時間近くかかりました。。)

良いものは世の中にそう多くありません。
うちの製品もそうですが、こだわりと価格のバランス。
職人さんの努力と探求心の結晶だと思います。
これは安全性もふくめて期待できそうです。

--

こっそり公開します。
アトピー、湿疹、水虫、体臭の対策として皆さん使っているようです。
「炭焼きに水虫なし」という伝説もあるらしい。
法律的なこともあり、私は「これに効果がある」など詳しく書けませんが。。

ぜひ体験談のレビューを見てください。
また臭いはどうしてもあります。
  ↓  ↓

木酢液(紀州備長炭)  1年半熟成 お風呂用 2L

少なくて良い方は500㏄

 

【販売会社の文より転載】
スミヤ倶楽部の木酢液は日本一の紀州備長炭の里、南部川村の契約炭焼きさんから直接仕入れしたものをお風呂用には1年、農業用に半年じっくりねかせ、その間も数回にわたり精製した上タンクの中に紀州備長炭を漬け込んだ最高級品です。
手間と時間をたっぷりかけたものであるにもかかわらず、同業者が衝撃を受けるほどの安価にしたのは、たくさんの方々にあらゆる効能を秘めた木酢液をずっと使ってほしいからです。
長く長く多くの方が健康な毎日を過ごせるようにスミヤ倶楽部はあらゆる努力をおこたりません。

ここが違うスミヤのこだわり
木酢液 お風呂用木酢液使用後の感想で最も多いのが、お肌のかゆみ緩和やしっとり感です。
木酢液の特徴、殺菌・抗菌・還元作用をさらにパワーアップさせるのが足湯です。
--

 

 

今回こちらの商品を選んだのは、Оリングテストに準じた直感的な判断を元にしています。
個人的な判断なので、ネットに公開するかは迷いました。

また自然療法の世界では「その人に合うかどうか」が何より大切だと思っています。
すべての方に当てはまるものではありませんので、参考としてお読みください。

(農業用などは安いですが肌/人体用と区別してください。ご注意を。
身体は大事であり、多少値がはっても良くなれば安いものです)
あとは使う際の濃度に注意しましょう。

--
ここで、中村の視点を少し。
呼び方で分類がずれると混乱を招きかねない、と感じます。

大枠として、植物から採れる液の全体を「木酢液」と呼ぶのが適切かもしれません。
この原料が、竹、ナラ、ウバメガシ、だったりいろいろあります。

・竹酢液→竹由来の木酢液
・ナラ由来の木酢液、
・ウバメガシ/備長炭由来の木酢液
と呼ぶと正確さに近づくのではないかと。
※竹だけ竹酢液と呼ぶと混乱しやすい気がします。

紀州の備長炭が特に良いとされるのは、
・樫/カシの一種ウバメガシ(姥目樫)がとても硬く、密度が高い
・職人技の炭焼き文化
・地質、ミネラル豊富な環境
これらが重なっているからです。

※一般にはウバメガシ由来が最も有名ですが、他のカシ類を原料とした他の地域の「備長炭」もあります。
なので紀州/和歌山県産が安心。

 

●リンク

別の中村さんの水虫対策
https://www.aokiyacht.com/ahodori/human/701/
※突っ込みどころはありますので自己責任で

木酢液(もくさくえき)とは?
竹酢液との違いや効果・使い方
https://agri.mynavi.jp/2023_02_23_219153/

--

 

●再発防止と日常でできる工夫

水虫は「菌を殺す」だけでなく、「体質」と「生活習慣」の両面からの工夫が大切です。

 

1. 体質を弱アルカリ性に保つ工夫

野菜・海藻・果物を意識して摂る
水分はミネラルウォーターやお茶などを適量
肉や砂糖、アルコールの過剰摂取を控える
→ 体内環境を弱アルカリ性に保つ、菌が繁殖しにくい体質づくり。

 

2. 足の通気性・清潔の工夫

靴下は吸湿性・通気性の良い綿や麻を選ぶ。1日2枚が推奨
毎日靴を変え、しっかり乾燥させる。2足で交代
帰宅後は足を洗い、よく乾かす
→ 湿気を避け、清潔に保つのが最大の予防策です。

 

3. 再発防止のための日常ケア

お風呂や足湯の後は指の間までタオルで丁寧に拭く
家族でスリッパやバスマットを共用しない
かゆみや皮膚の異常を感じたら、早めに対応
→ ちょっとした工夫で再発リスクをぐっと下げられる。

 

●足だけでなく全身のケアが大切

本当の意味での改善には、足だけをケアするのではなく、全身の調整が欠かせません。
ここは強調しておきます。

酸性体質の解消 食事・水分、メンタルケアで弱アルカリ性を保つ

ストレスケア 心身の緊張を緩め、免疫をアップ

背骨/血行のケア 神経や血流を良くし、自然治癒力を高める

こうした全身のケアは、より根本的な改善や再発防止につながります。

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中村 司

(財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者

祖母が27年間リウマチで寝たきり状態だったため、 幼い頃より難病の消滅を悲願とし、治療師の道に進む。
その克服法を完成に近づける途上、自分自身に激しい リウマチ症状が現れたが、約3週間で克服した経験をもつ。

治った患者さんの共通点を分析した「東洋三理療法」、 遠赤外線でいつでも体を温められる 「中村式温熱」、患者さんと共同開発した 「KIK療法」など、独自の視点から創案した治療法も多い。

中村司の詳しいプロフィール

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